占いに歯向かう娘 2005/7/31

我が家に浪人中の娘がいる。娘は、異常な極楽トンボで、自分の能力をはるかに超える大学を志望している。
娘の過剰な自信が、地道な努力を軽視する。落ちたら自殺してやると息巻くが、この時期の思い上がりは、若い頃の特徴か、誰かの遺伝か、情けない・・・。
当然、娘の受験の運勢を占っていた私。
不合格確実のはっきりした悪い卦のオンパレードにひるむ私。
アドバイスするたびに、不快感をあらわにして、志望校以外を拒絶する娘。
当然、今年志望校に落ちたが、ほかの大学には行かない、と浪人宣言される。
「あなたは何度浪人したって第一志望には受からないのよ!自信過剰でまっとうな努力ができない人間が浪人してもまた今年合格した程度の大学にしか入れないと占いに出ている!浪人したのに、この程度の大学だということになれば、自分のプライドが許せなくなるから、浪人しないで入ったところに行きなさい。少子化で大学の生徒数が減っているのだから、大学院に行こうと思えば、またチャレンジできるのだし・・」と、浪人を断固拒絶したが、娘に押し切られた。
現在、予備校で、進路指導の先生から、娘の成績を見て理系の才能はあるといわれ、ますます極楽トンボの娘の自信が天井知らずに登りあがった。「あのね、試験は理科の科目だけではないのよ」といっても豚の耳に念仏。。(馬?。。。)
また同じ結果に落ち込む判断能力の甘さを、懇々と娘に説いた、が。
「努力すれば運勢は変わるって言うじゃないの!」と娘。
これって、私の日頃の口癖。。
「ぁ・・うっ・・・・、まあ。。、でも、あなたのもっている脳みその質は変わらないの。不注意でケアレスミスするわ、自分の能力すらも冷静に判断できない、軽い思考を持っている人間だと占いに出ているのよ。努力して運勢をよりよく変える生き方をするのは望ましい生き方だけど、その人物の能力の持ち味っていうものもあってね、望ましい努力を出来ない場合は、運勢を変えることはできないものがあるの。
アナタの場合、浪人しても駄目だと占いに出ていたのだから、絶対に受からないの。合格する可能性のある所を目指したほうが受験科目も少なくて得だし、それで充分なんだから!」
「そんな大学に行くぐらいなら死んだほうがいい!占いで人生を決めるべきじゃないよ!自分は占いに従わない!占いは人に意味のない期待と余計な落胆をもたらす。占いで悪く出たからって、自分の望みをあきらめるのは、自分のエネルギーを押さえ込むことに成る。自分のエネルギーがこうならば、占いが悪くても、そして実際に結果が悪くても自分は自分のエネルギーを抑えずに、どうにかしてやるという根性で頑張る」と娘。
娘の意志を聞きながら、まっとうな気合があればと。。占いが外れてほしいと願う私。
しかし、娘の未来の受験結果を駄目だと、数年前から信じる自分も苦しいものがある。
何年も前から、彼女の勉強の実力を変えることは出来ないと、私の占いは断言していた。
人格の気質が未来の運勢を作り上げる。
素材が人格であり、その素材で未来への成り行きが予想が付き、本質的な持ち味である素材は違う素材にはなれないのは、鉄が花にならないのと同じ理屈。
望ましい努力が出来る人は、望ましい能力をすでに備えた人と言える。
確かに占いがどう出ようとも、自分でやりたい道を望むのは良いことだと、私も思っている。
百聞は一見にしかずで、何事も経験しなければ、人生の厳しさと自分の能力に気づくことは難しい。
娘には、まだ言わないが、人生は可能性にかけることに喜びがあるし、失敗したことも大事な経験となり学習となる。
占いが悪く出たことで、占いをはずしてやろうという気構えや根性が出れば、それは、前向きな望ましい生き方といえるし、占いの望ましい利用の仕方ともいえる。
占いにアドバイスされるまま、やりたいことを我慢したり、あきらめることは守り一方の安全第一主義の地味な味気ない生き方だろう・・。
時々お客様の中で、神様に相談して教えていただいたのに、せっかくのアドバイスを無視したら神様だって面白くないですよね。聞いたからには占いに出たアドバイスに従うべきですよね。とおっしゃるが人もあるが、自分にアドバイスを求めておきながら自分のアドバイスに従わなくて面白くない奴だと不満に思うのは人間様だけだろう。
神様は、そこまで、人の意志に介入しない、もっと冷静で淡々としている。
あなたにとってそれは損になるからそうするのはやめなさいと、神様は命令をしない。
「損になるよ」と示すだけで、どうするかの選択はこちらの自由意志で決めてよい。
神様のアドバイスに従わずに、自分で選んだ道で苦労にぶち当たっても、神様はちゃんとまた、そこでアドバイスを下さる。実に易の神様は冷静で淡々としている。
我が家の娘が再び受験に失敗することが確実であっても、失敗や痛みから学び、心を成長させるならば、親がどうこうこだわるのは、無駄な気遣いともいえる。
占いは、あくまで情報を知るためであり、それを自分を救うためや気力を鼓舞させるためにつかうべきだ。
人間は神様の操り人形ではないし、自由意志を持って、好きな道を選択できるのである。
だから、占いで悪く出ても、意志を変えたくなければ変える必要はない。
やりたければ、歯を食いしばって挑戦する。
たとえ、自分には才能がないと出ても、「くそ!」と、思って跳ね返すほどの根性が湧き上がれば、占ってだめだと出たことが、よい結果を導く。
占いに自分の人生を期待して答えを求める人は多い。
未来の自分の運勢を夢見るように待つのではなく、未来をより良くするために占いを使っていくべきだ。
占いを使って自分の運勢を作るべき。

え?だったら、私が娘の受験の運勢を駄目だと占ったことは、合格する可能性を引き出す呼び水になったと言えるの?合格する確率はあるの?と言う疑問もわきますが、
答えは、我が家の娘に関しては、努力してもそこまでの力をつけることが無理だというのが易の答えなのです。。。。
参考までに、卦を書きます。

天文 沢地萃     之卦  水沢節   本卦  地沢臨
人文 兌為沢
地文 山雷頤

略筮方法での易の解釈ならば、本卦が「地沢臨の5爻」なので、合格すると判断する人が、多いと思います。
本筮方の易判断では、来年度は、この志望校には志願者も増えますし、競争相手と娘の力の差がかなり歴然とした隔たりがあると見ます。   
私のお客様から、受験に強くなるために「ドラゴン桜」の漫画を読んだほうが良いとアドバイスを頂いたり、模擬試験で一位を取られた方からも、細かく勉強方法を教えていただいたりと、ご親切なアドバイスをいただいております。 私の占いでも娘の勉強の弱点を指摘してもらえますし、占いで選んだ塾もすばらしかったのです。。。。 しかしながら、他者を動かすことは出来ないですネ・・・・・・・・^^;