「愛されていないと、生きる力が出てこない!心が病むほど苦しい孤独感」2003/10/5

悩みや雑念にとらわれる時に、自分だけのとらわれだと思って、かっこよくない自分を情けなく思うのですが、時々、

本やテレビ、人の会話などから、私と同じ考えをみつけますと、

『あぁ!みなも私と同じことを考えているんだ・・』とホット安堵した気持ちになります。

皆さんも、そんな経験 少しはありますか?

占いのお客様は、心を裸にして本音で話をしてくださるので、親近感が沸いてきて、友達や、家族の様なつながりを感

じます。

そういう本音を聞きながら、私は、「人の孤独感というものは、人類共通の物なんだっ!」と、おもうのです。

孤独の寂しさって、よい家族がいても、ぬぐえない寂しさがありますし、

恋人がいても、安心できない不安感があるのです。

今満たされていたとしても、その安心感や幸福感が、いつまでも続く保証って、ないですね!

お客様の、孤独病を患っている症状を、年中聞きながら、人が、おなかがすくように、愛の飢えも、体に備わっている

本能と同じで、避けることのできない物だと思いました。

もちろん、今まで、孤独感もない、元気満々の自信にあふれた人もいらっしゃるでしょうが、体が風邪を引くように、

心が風邪を引いたりつまずいたりする時は、誰にでもあるのです。

50歳を少し過ぎた独身女性が、あふれる涙を流れるままにしていました。

「会社にいる25歳も若い男性の事が好きで、苦しいのです。でもあちらは、若い女子社員と嬉しそうに話しているの

です。それを見ると悔しくなって、『ふん!』という態度を、彼に対してとってしまいます。あきらめなくてはいけな

いと思うのですが、好きになってもらえないのが悲しくてたまらないのです。」

「親も年をとってきて、このままでは自分は身よりもなくなって、孤独になってしまうから本当に信頼のできる好きな

人と結婚したいのです」

そういわれて、結婚の運勢を占うことを希望しました。

年相応の男性は、汚らしくて、おじさんに見えるので嫌だ、と断言なさっていました。

若い男性がきれいで魅力を感じるそうです。

こういう相談相手を、特殊な人と思われるかもしれませんが、若い男性に恋焦がれる中年女性の相談は、とても多いの

です。

確かに、若い人は、男性でも肌もきれいですし、瞳もイキイキしていますね。

若い人の話し方は、愛嬌もありますし、かわいいですからね。

また若い人は、明るさや希望にあふれた表情をしています。

男女に限らず、若いときは、心の内面に潜む光のようなエネルギーが、満ち溢れています。

そういったことも、若い人に魅力を覚える理由かもしれませんが、年をとるということは

本当に、可能性がどんどんと消えていくので、肉体的にも心理的にも、かなりきつい事だと、今まさに、この私も経験

しながら実感中であります。

(ちなみに私はロマンスグレーの人が好きです・・・どうでもいい話題で、すいません)

若いときの恋愛は、年齢の制限もなく、若い人から老いた人まで、多くの人から愛される可能性の一番良い時期ですよ

ね。

でも、年をとれば、好みの相手と相思相愛になる可能性は、かなり低くなってしまいます。

恋愛の可能性だけではなくて、容貌は衰えますし、視力も弱り、耳まで遠くなり

記憶力も弱り、体の動きも重くなります。

老化現象を、突然つきつけられた50歳前後の女性たちは、老化の現実を知って、ほろほろと涙をこぼされます。

ある40代の女性が、結婚相談所で最近お見合いをしたのですが、お見合い相手のお父上に「息子さんはまだ来てない

のですか?」と質問をすると、なんと、父上だと思っていた相手が、本人のお見合い相手だったという、コントの題材

になりそうな本当の話があります。

「自分はこんな爺さんとしか縁組がないのか!」と、その人は絶望して、自分自身の価値を踏みにじられた気持ちがし

たそうです。でも、お見合いの相手は、その女性よりも6歳しか年上ではなかったのです。

年をとってみますと、自分の潜在意識には、自分の華やかな時代の思い出が、心の核にあるように思えます。

だから、ぼけてしまった老人が、自分の名前を結婚前の旧姓を名乗ったり、

自分の息子や娘を、自分の親だと思い込んでいる老人が、増えるのでしょう。

お年寄りが、「今日は生理なのでお風呂には入れません」と顔を赤らめていう人もいるそうで、若い娘さんだった時代

に戻っている事を、老人ホームでお世話なさる方からもうかがいました。

自分の老化を嘆く女性や、自分の年齢にふさわしくない年齢層にいだく恋の切なさも、自分の潜在意識が若いままなの

ですから、異常な気持ちなのではなくて、そうなりやすいものなのでしょう。

自分の老いた顔を、写真で見た女性たちは、必ずこう言います。

「わたしって写真映りがひどいわ!実際以上に年を取って映っているよ。之がほんとの私だったら死ぬよ!」

私の、気持ち悪いほど老いた顔写真を見ながら、友達がこういってくれました。

「静止画像は,ふけて映るものなのよ」

人は、自分が思っている以上に、醜い姿をしているのかもしれないのです。

それと、結婚しないといけないと思って苦しんでいる人を見るのも、辛いものがあります。

「体調不良で仕事を辞めたので、生きていくために、早く結婚してもらわないと」と、

お母様が、娘さんをつれて、占いに来ていました。

結婚相談所に入会して、妥協して結婚を決めたのですが、決めた後から、お母さまが一人で占いに来て「本当に、あれ

で良かったのかしら?」と、不安で落ち着つかず苦しそうな様子でした。

あのお母様の心配そうな表情と、色白の京人形のような、お嬢さんの真剣な瞳を、思い出すたびに、今どうしているか

しらと、苦しい気持ちになります。

幸せに暮らしていて欲しいと思いながら、お客様の結婚や恋愛がうまくいかないと、私自身の事のように思えて、切な

い気持ちです。

こうやって、特別好きでもないのに、結婚して行く人もいるわけです。

なんとも、人の生き方は、自分の希望通りになれない事だらけで、人生の物悲しさを覚えます。

じっとりと退廃的な表情の不機嫌な30代の独身男性と、話しました。

「何でそんな冴えない顔をしているの?」と聞きましたら、『恋人いない病です』といわれました。

『ひどい性格の人だって、相性の合った人に出会えて、恋人ができるのに、何で僕にはできないのだろう!』と言うのです。

当たりの柔らかな感じの良い人のほうが、無愛想な人よりも、好かれる確立は上がるわけだから、もっと感じの良い態

度をとった方が、愛される可能性が強まると思うのだけど、って答えますと、『こんな自分のことでも、好きになって

くれる人だっているのです。だから、僕の性格の問題とはいえないです。僕の好みの人が、僕を好きにならないのが問

題なのです』と反論されました。(そうだ!そうだ!と、同感している人がいるでしょうね)

「あのねっ! 僕の好みの人が、僕を好きになってもらえるには、やはり、親しまれやすい自分をだして確率を上げる

しかないとおもうのですけどね・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

不満そうな、納得いかない表情をしながら、彼の主張を理解できない私の判断力を、あきらめた様子でしたが、自己愛

の甘さは、誰もが持っているものです。

自分を正当化する限り、自分の魅力度の成長は、のびないですね。

誰もが、自己愛はあるのですから、自分が自己愛だらけのままで、あるがままの自分を愛して欲しいなどという欲求

は、他人の自己愛を知らないからこそ、そう思えるのかもしれないです。

そういう人は、他人を美化し過ぎているのかもしれないですね。

他人は厳しく、自分も厳しい人間ならば、あるがままの自分でいれば、良い人だとは思って貰えるわけはないの

に・・・。

恋愛がうまくできない人の特徴を、多くの恋愛相談を受けながら思うのは、

恋愛不器用な人達は、他人の厳しさを知らないから、自分を魅力的に演出する技を身につける努力をしないで、無防備

なままでいるのではないか、人生が甘くない事を知らないから、油断して生きていられる・・・と、言うことです。

ずいぶんきついことを書いておりますが、

恋愛相手がいない苦しさを、私は毎週お客様の涙で見せられながら、愛を得られない苦しさを、これ以上見ていたくな

い気持ちになっているのです。

そのたびに、そんなあなたのままで気に入らたいって言うのは、甘すぎる。

何回だって選べることのできるレストランの陳列品だって、売れるかどうかは、おいしそうに頑張って演出しているの

に、一人だけという恋人選びの基準は、もっと厳しいものなのに、人を楽しませる会話もできない、自分が生き生きと

生きることもできない、ただ穏やかに話を聞くだけでは、もっとあなた以外の他の人を探したいと、誰だって思うのは

常識だと、辛口なことを言ってしまいます。

自分の感情を隠さず飾らない人は、良い見方をすれば、それだけ裏表がなくて正直な人だと思います。

でも、自分の虚しさを露骨に出しているのは、他者に対する思いやりがないと言えますし、相手の空気を読めない人で

すよね。

社会性のある人は、自分の態度を客観視しながら、回りの空気や相手の空気を読みながら、調和をとった対応をしてい

きます。そういう人は社会的に認められやすく、当然人からも好かれます。

回りの空気を読めない人って、たくさんいますよね。

自分の態度が回りをどういう気持ちにさせているかということが、まったく気がつかない人は、社会性が弱いので、運

は強くなれないとも言えます。

人間社会で生きている我々にとって、運のよさを左右するものは、人の評価であり、人からの評価は避けることができ

ないのですから。

人に好かれるか、疎まれるかの大きな差は、自分自身がどう自分を客観的に観察できるかであると、アメリカの心理学

者も言っています。

セルフモニタリングが重要だというのです。

つまり自分自身の心や態度を見ることのできる鏡を持った人は、生き方の上手な人だというのです。

大人になっても、自分のマイナス感情を、人に露骨に見せるようでは、賢い生き方ではないですよね。

回りの空気を読めない不器用な人は、少なくとも恋愛上手ではないですね。

結婚している人が、『燃えるような恋をしたい』とか、『恋愛運を占ってください』という人もいます。

離婚して、70歳で、その孤独から自殺をしてしまったお客様もいます。

人は、愛がなければ、力を出して元気に生きることができにくいサガを持っているのですね。

愛は、心のエネルギーになるのですね。

愛されることで、心が安定して元気に生きていくことができるのですから、愛は大切な力なのですね。

生まれた時から、赤ちゃんが親を求めて泣くように、人は永遠に愛を求めるようにできているのですね。